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劇団静芸Studio特別公演*絢とひさ枝のふらり旅『片づけたい女たち』

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日付/時間
Date(s) - 2021年4月17日 - 2021年4月18日
15:00 - 17:15

場所
劇団静芸Studio

カテゴリー


2021.2.13-14、2021. 4.17-18 (上演時間 約115分)


*劇団静芸Studio特別公演* 絢とひさ枝のふらり旅

窓をあけると風が吹き抜ける屋外のような劇団静芸Studio2階で特別公演

特別公演『片づけたい女たち』


■日程■

【その1】

各回10席限定・静岡県の方限定とさせて頂きます(10名限定)

(1)2021年2月13日(土)15:00 ※終了

(2)2021年2月14日(日)15:00 ※終了

【その2】(予定)

(1)2021年4月17日(土)15:00

(2)2021年4月18日(日)15:00

※ 公共交通機関をご利用下さい。(籠上中バス停より徒歩5分)
※ Studio駐車スペースには限りがありますので事前に御確認ください。(身体の不自由な方を優先)

  • 同じ演目となりますが新型コロナ感染状況を鑑み、公演を2シーズン(その1、その2)に分けて上演します。
  • ご来場のお客様におかれましては、注意事項を必ず「劇団静芸 新型コロナウイルス感染対策ガイドラインについて」にて確認をいただだき、遵守くださいますようお願い致します。ご協力いただけない場合、ご入場いただけない可能性もございますので、予めご了承ください。
  • ご来場前に必ず公式サイト「絢とひさ枝のふらり旅」にて最新情報をご確認の上、ご来場くださいますようお願いいたします。
  • 新型コロナ感染状況等により、公演スケジュールは予告なく変更となる場合がございます。

■料金■

 2,500円(自由席)

  • 新型コロナ感染状況により、座席数の制限を行う場合がございます。
  • 当日券発行は未定、事前予約をお勧めします。

■チケット予約■

@【その1】完売・販売終了

@【その2】販売開始(申込みは下記URL) ※客席20席を予定

絢とひさ枝のふらり旅 『片づけたい女たち』ご予約フォーム

https://yabure-kingyo.com/ticket/

 *新型コロナ対策として、ご連絡先をご記入いただいております。

■出演■

ツンコ:絢
おチョビ:蔭山ひさ枝
バツミ:塚本紗代(客演:劇団25番宿)


▲感染対策をした山ごもり合宿の稽古風景

■スタッフ■

作:永井愛
演出:中川正臣(劇団静芸)
音響効果:野中元之(劇団25番宿)
照明:葉月夏乃生(劇団TENET)

■「絢とひさ枝のふらり旅」とは■

やぶれ金魚の絢と、人宿町やどりぎ座の蔭山ひさ枝のユニット「絢とひさ枝のふらり旅」
何をやるか、どこでやるか、すべて決めずに。
気分のままにふらりと旅するように。

■ご挨拶 劇団静芸代表(その1パンフレットより)■

明確な出口が、いまだ見えない世界的パンデミック「新型コロナウイルス(COVID-19)」。世界中で深刻なダメージを受けている人間の営みのひとつ「舞台芸術」。熱量を持った本物の人間が目の前で演じ、人間の生きる姿を共有する演劇という表現形式への影響は大きい。昨年から、全国各地の舞台活動は変更中止を余儀なくされ、その活動に壊滅的なダメージを受けている。
今やるべきことは感染で苦しむ人々に対し、心から寄り添っていくこと。そして最前線で立ち向かう医療従事者には、深い敬意をもって接し、感染拡大予防の対策を徹底することで応えること。その次に静岡に生きる人々の中に、演劇を生き残らせるために「種火を守り、燃やし続けていく事」だ。

このような時代に、“絢とひさ枝のふらり旅”様が旅先として立ち寄ってくれたのが、私が代表を務める「劇団静芸」。静岡市地域劇団として73年目となる古くさい劇団である。先の戦争で生き残った若者たちが手探りで立ち上げ、幾度となく苦難を乗り越えてきた静岡地域劇団。お二人には、三年前の公演で客演いただいて一緒に芝居を創った。そんな縁で、つぎの旅先として声掛けいただいたのが2019年12月頃だったと記憶している。
新型コロナのコの字もなかった。うちに旅に訪れていただけるならば、新劇の柱の一つであるリアリズム演劇を愉しみたいと考えたのが当公演である。2時間近い作品で、役者たちには10年先の年齢を演じてもらうこととなった。
作品の時代背景を学び、登場人物の人生年表づくり等々も経験してもらいながらの芝居づくりには、多くの時間が必要だった。それはコロナ過による稽古制約で、“ふらり旅”史上過去最大の稽古期間を要する事にもなった。ただでさえ新たな座組で手さぐりであるのに、コロナ過に立ち向かいながらの稽古。当初はオンライン稽古しかできない芝居づくり。この状況でできる精いっぱいを探しながら挑んだ作品となった。
今回、劇団25番宿様や劇団TENET様も、この挑戦に大きな力を貸していただいた、感謝しかない。
共に挑む演劇人がいるから頑張れるのだ。公演まで到達できたのは、コロナ過に立ち向かいながらも希望をもって芝居に立ち向かった全員の願いがあったからだと思う。

上演日を初のその1、その2と分けたのも、今できる最良を探してた結果で導き出されたもの。その2では、もっと多くの観客と愉しみたいという未来への希望を残した。
大きな作品にも関わらず、観客数を10人以下設定した「その1」。芝居を愛する御来場の皆様の燃料を投入いただくことで、種火が炎になることを願って、いまは祈るような気持である。

劇団静芸代表 中川正臣(演出)